我が家が高台へ引っ越して来たのは2002年2月です。以前は駅まで数分の便利なマンションに住んでいました。長男が産まれたのを機に、子供がのびのびと遊べて、私自身が住み慣れた長岡京市でと考えて高台に家を建てました。高台通りのナンキンハゼが、秋の終わりに白い実をたくさん付ける風景が好きだったのも理由の一つです。 家が建つまでの数ヶ月、予想以上に忙しく大変でした。完成した家で、まだ家具の入っていないリビングを、長男が嬉しそうにハイハイではしゃいだ姿を今も思い出します。そんな長男(中一)次男(小一)は、私が卒業した五小、四中に通っています。 庭の木々が、競うようにぐんぐん成長し、ここ数年は小鳥の休憩所になりました。スズメ、メジロ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハトなどがやって来ます。 庭木を剪定していると、小さな巣を見つけることもあります。大切に育てているブルーベリーやワイルドストロベリーの実を食べられそうになった時「ちょっとそれはダメ!」といいながら「まぁ、少しならいいよ」と苦笑いしながら独り言も………。 小鳥たちが安心して遊びに来る、そんな「我が家の小さな森」を楽しんでいます。 |
2丁目 (2B) 野口安佐子 さん