| 私は昭和４１年に郷里の広島県尾道市から乙訓郡長岡町に移り、その後昭和５３年に高台にやってきました。自治会は創立当時から参加していますが、実に働きの悪い会員で、皆さんにはご迷惑をおかけしています。 会社生活をリタイアし、縁あって「長岡京市ふるさとガイドの会」に入りました。この町が大好きな人の集まりで、今年創立１５周年を迎えます。長岡のことは何も知らなかった私は、色々なことを教わり、現在ではこの会の「ぬし」のような存在になりました。各自治会、老人会、婦人会などの皆さん、各小学校の子供さん達ともガイドを通じて親しくさせていただき、益々この町が好きになりました。 現在ＮＨＫ大河ドラマに「細川ガラシャ」を取り上げてもらうべく、京都府７市１町が協力して取り組んでいます。この活動が「絆作り」の一つにもなっていて、ガイドの会も勝竜寺城公園で署名活動を行っています。「ガラシャが主役の大河ドラマを期待していますよ」と応援いただいています。 今も郷里尾道には祖先の墓があり、仏さんも空き家にしている生家に祀ってあります。年に数度は家内と帰って仏前に日頃の無沙汰を詫びています。しかし子供らはこの高台が故郷で、夏祭りには孫を連れて帰って来てくれます。この緑豊かな歴史ある長岡を離れることはできません。人生の大半をこの町の皆様のお世話になってきたのですから……。故郷は遥か遠くになりました。 |
